Velocity
ベロシティー


より多くの人々に、より多くの選択肢を。

様々なバリエーションを持つ高品質なリム群はその存在自体がサイクリストにとってのファンクションとなり、その世界をより豊かなものにしてきました。頑丈で扱いやすくカラフル。1998年よりシンプルなボトルケージに始まったベロシティー社の哲学は今も貫かれ、人々に支持され続けています。

これらの中から、あなたのバイクにベストフィットする高性能リムやハブが必ず見つかるはずです。


タイヤ幅と適切なリムの関係図

※この図は、リムやタイヤを組合せて選ぶ上で参考の為につくられています。タイヤを安全に装着、使用するために、リムとのマッチングについては、それぞれのタイヤに定められている適正な範囲の数値に優先して従って下さい。



リム 技術情報

アイレット

ボックスタイプのリムには、薄く軽量に仕上げたスポークベッドの補強の為にアイレットを打ち込んであります。エアロリムにおいてはスポークベッド部分に充分な強度を持たせているため、アイレットによる補強は必要ありません。アイレットはホイールを組み立てる上でスポークニップルをスムーズに回し入れるために使用されていると思われていますが、アイレットを使用していようとしていまいと、私たちのリムは自社で穴を開け、スポークの調整がスムーズになるように作られています。ホイールを組み立てる際にはスポークニップルとリムの間に注油をすることをお勧めします。  

ジョイント テクノロジー

リムを作る際には、特別な接合技術のプロセスを施しています。突き出したジョイント部分を反対の空洞部分に完全に密着接続し、リムが完璧な円を描き、接続部分が平滑になるよう化学溶接します。アーク、もしくは抵抗溶接をして接合部分が弱くなってしまうような技術ではなく、ジョイント部分の材料強度を維持する方法をヴェロシティでは採用しています。  

推奨されるスポーク テンション

110kgfから130kgfのテンションでスポークを張ってください。それぞれのリムによって数値は少しずつ違ってきますが、優秀ならホイールビルダーは縦横のフレを無くしながら均等で適切な高いテンションを見出していくことができるでしょう。  

穴あけの角度

スポークホールの出口角は、左右交互4度になるように穴あけ加工されています。  

マシンド サイド ウォール

ペイントもしくはアノダイズドされたリムブレーキ用のリムには、最高の制動性能を発揮する為にリム側面を平滑に切削、フェイシングするMSW(マシンド サイド ウォール)加工を施します。アルミが持つブレーキ性能、そして完全なる平面を実現する為に最小限の切削をしています。  

チューブレス デザイン

ベロシティが作るチューブレス対応リムは、チューブレスタイヤを装着することが可能な高精度なビードフック部分、頑丈な断面構造が特徴的となっています。チューブ有無に関係なくタイヤを完全にフィットさせるためにVelotapeの使用を推奨します。    


バブ 技術情報

シールドベアリング

私たちがラインナップするほとんどのハブには、ウェザーレジスタントシールがついたカートリッジベアリングが使われています。
レースハブはサイクロクロスを考慮してデザインされており、二重のベアリングシールがより高い防塵性能を発揮します。
但し、完全な防水性能はありません。ベアリングまで水中の中に沈ませてしまった、もしくは高圧洗浄機などを使って内部に水が侵入してしまうような洗浄の仕方をした場合は、プロのメカニックに手入れを頼むか、もしくは交換となります。
ベアリングのプリロードは工場で設定されているので、調整は不要です。
シールドカートリッジベアリングが採用されているハブには、インターナルカム式のクイックリリースが付属します。

ルースボールベアリング

適切に調整されたカップアンドコーンハブはシールドベアリングハブと同じくらいスムーズに回ります。私たちが生産するカップアンドコーンハブは、グリースを中に閉じ込め、その他の不要なものは外に押し出すという優れたシールを使用しています。
カップアンドコーンを調整することは極めて難しいので、プロのメカニックに頼んでください。
ルースボールベアリングが採用されているハブにはクイックリリースは付属しません。

クイックリリース

インターナルカム式のクイックリリースは、エクスターナルカム式のものよりも数多くの長所があります。全ての締結機構はレバーの内側に閉じ込められてあり、可動部分をクリーンに保ち、性能を保ち続けます。これにより、レバーを少ない力で開け閉めができるようになり、ドロップアウトにおいてはより強い固定力を発揮します。
クロームメッキが施された、またはステンレス製のドロップアウトにホイールを装着する場合は、インターナルカム式のクイックリリースが必須といえるでしょう。
クイックリリースはすべてのシールドカートリッジベアリングホイールまたはハブに付属しています。

コンバーチブルハブ

マウンテンバイクのテクノロジーは驚く早さで進化しています。少なくともフロントホイールには3つのアクスル規格があり、リアホイールにもたくさんのアクスル規格があります。
私たちが生産するコンバーチブルハブは、それらの全てに対応しており、事あるごとにハブを交換する必要ありません。
ATBコンバーチブルディスクフロントハブには、9mmクイックリリース、15mmスルーアクスル、20mmスルーアクスルスタンダードに変えるための必要なパーツが全て付属しています。
コンバージョンキットが付属した軽量のATBディスクリアハブは135mmクイックリリースから142mmスルーアクスルに簡単に変更できるようデザインされています。

カセットボディの手入れ

カセットボディの爪は、地面にあなたの脚力を伝える重要な働きをします。年に1度は点検、そして再度注油を行う必要があり、走る環境によってはそれ以上のサービスが必要になります。

ラジアル組み

全てのフロントハブはラジアルで組み上げることも可能なようにデザインされています。